#4 叶えられなかった目標　0:10~0:30











｢また今日も休みか。
今日で5日目。｣











【ユニット結成が決まってからあいつはレッスンに来なくなった】











｢1人は楽しくねーんだよなぁ。












…………………………俺もサボろっかな｣














【その日を境に、俺もレッスンに行かなくなった。

ユニット結成の話もなくなったかなんて思いながら街中を歩いていた7日目】











｢あれ？｣











『えっ、、、？』











『なんでここにいるの、？』












｢お前こそ｣











『レッスン行かないの、？』











｢うん｣











『行きなよ』











｢お前こそ｣










『………………………ユニット。

1回仕事から離れたかったの。』











｢ま、そーだよな。

だって俺ら2人で頑張ってきたもん。
最近入ってきたやつらとユニットなんて受け入れるわけねーよ｣









『で、あんたはなんでここいんのよ』









｢1人つまんねーもん。｣ 









『ユニット組む子たちいるでしょ』










｢ばかなの？
お前がいねーと意味ないし、俺はお前と頑張りたい。
二人三脚でやってきたじゃん。
お前だけおいて先進めるわけないし。｣









『っ、、、、なにそれ』










｢ほら、帰ろ？｣









『もうちょっと頑張らないといけない、よね？』









｢そーだな。ここまで頑張ってきた自分に恥じないようにしねーとな！｣










『叶えられなかった目標とともにね？笑』









｢そーだな。
2人でデビューは叶えられなかった目標だけど、新しい目標できたもんな｣









『これからもよろしくね』









｢当たり前だろ｣