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第5話

『 奪取 』41 〜 fin.
341
2019/05/21 13:38
『奪取』


☆41☆



あの日…


ガラガラッ!!!

母「〇〇っ!!!」

血相を変えて保健室に飛び込んできた母は、


母「…あ、あの…私が代わりますから。」


と、私の手を握りしめていた先輩に、そう言ったが…


望「俺…離せないんです……約束してもうて/……」


少し照れながらも、
私を守ると誓った先輩の、確かな眼差しに、母はノックアウトだったらしいw





〇「行ってきま〜す!」
母「はい!行ってらっしゃい!小瀧くんによろしくねぇ〜w」

母は何かと先輩を気にするw






〇「せぇ〜〜〜んぱいっ!?」



毎朝、待ち伏せして、通りかかった先輩にパタパタと小走りに駆け寄る。


ここまでは前と何ら代わりないんだけど…


望「おはよ♡」


そう言ってフワッと微笑む。
私の一番好きな笑顔でww



☆42☆


とは言え、周りの人から見たら、今までと何ら変わりのない風景かも知れない。


でも私…
『奪取』しちゃったからさぁ〜



望「ん…//」
〇「えっ?」
望「手っ//」
〇「えっ?何ですか?」
望「手だよ手ッ!//」
〇「ふふっw 手って…コレのこと?w」



ニヤッと笑った私は、先輩の手首を掴んで、おもいっきり走った!!!



望「ちゃうわ〜〜!フツーに手を繋ぎたかっただけやぁ〜〜!」



私に引っ張られながら、嬉しそうに叫ぶ、そんな先輩は…









私が『奪取』した宝物♡






☆fin.☆



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