ある日の練習終わり、私はボールを片付けたりしてみんなより送れて着替え室へ行った。
ドアに手をかけようとしたら声が聞こえ、そっと聞いてみると…
そう…だったんだね…。
私の目から涙がぽろぽろと零れ落ちた。
その時“ガラッ”とドアの開く音がし,出てきたのはなんとちさきちゃんだった。
“そんなに優勝したいならもっと強豪校とかクラブチーム入ったら?1人で優勝すれば?”
確かに…ちさきちゃんが言ってることは正しい。けどー。最後の大会だから…どうしてもこのチームで優勝したい…第1優勝して全然嬉しくない人なんて居ないと思う。
どうすればいいの?おじいちゃん…助けて…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。