私はあなた王国のあなただ…
いや…正確には「だった」だね…
私は運動神経は良い方だし…
自分で言うのもなんですけど
非の打ち所がない人間でした…
しかし…王国の皆のためにしていたつもりで
私が皆を指示していたの…
だけどそれが皆の気にさわってしまって
悪い印象が作られちゃったんだ…
そんなある日…王国に1人の人間
がやってきたの…
りはや…だったかな…
髪と目の色が凄く珍しかった…
目がオッドアイなんだ…
あの人は…私の王国の皆から
絶大な評判を持っていた…
なんてったって私より何もかも
一回り上だっだったから…
私は何か不安を抱いていた…
するとあの人は沢山の軍人
を連れて私の王室にやってきたの
「この王国の王は私がふさわしい」
…そう言って
すると私の胸についている
王の証のブローチに手を触れたんだ…
「あなたさん?変わってくれますよね?あなたも
分かっているはず」
「私の方が国のためになるってね」
そんなの分かってる…
でも私は「これは渡しません」
って……口が勝手に…
そしたら無理やりブローチを奪われた…
周りの軍人達は止めもしない…
そりゃそうだよね…もう向こうの味方だもの
そして私は王の権利を失った…
すると…
「悪いけどあなたさん…あなたには死んでもらうわ」
そういった瞬間周りの軍人達が持っている
銃の銃口は一斉にこちらに向けられた…
私は傍にあった窓から逃げ出した
殺される…そんな信じがたい現実を受け入れて
そして今の状況に至る
りはやだけがこちらにやってくるのが見えた
するとりはやは腰のベルト
にしまってあった銃を取り出した
ジャキ
遠くから声がした
近くによってきた途端私は目を丸くした
我々王国…それは1、2を争う
強豪国…しかもNo2の
トントンさん…
(ちなみに元あなたの王国は352国ある中の6位)
⬆結構上位
トントンさんが私の方を見る
するとりはやがトントンさんの方に銃口を向けた
するとトントンさんが銃を取り出そうとしている
バァン(りはやが撃った音)
りはやが撃った銃弾が
トントンさんの前でピタリと止まった
能力持ち!?
ポカーンとしているりはやにトントンさんが
歩み寄り、首に殴りを入れ気絶させた
バタン
元々私の国と我々だ王国は貿易を 行っていた…
元私の国は海に面していたが
我々だ王国は違ったので
魚介類を輸出していた…
情けない…消えてしまいたい…
本当に私なんかが……あの…我々王国に?
で…でも!せっかくだし…
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To be continued
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!