長尾side
バタバタ🏃🏃
藤原「廊下騒がしくない?」
大西「いつも以上に騒がしい気がする」
俺たちは廊下が騒がしいのを不思議に思いながらあなたが帰ってくるのを待ってた。
ガチャ🚪
福本「大変です!!あなたちゃんが…!」
西畑「すぐ行く。」
あなたに何かあったことは間違いない。
でも、大晴くんと小島くんが涙目だから結構やばいこと。。
福本「恭平っ!」
高橋「大晴……ありがと…ズズ」
恭平の手には血が……
1回何が起こってるのかが分かんなかった。
藤原「なんやこれ……なんでなん……」
西畑「救急車は……ズズ」
高橋「呼びました……もう来ます…」
そこにはお腹を刺されて意識を失ってるあなたの姿があった。
『あなたっ…嘘やんな…。目覚ましてよ…ズズ』
嘘だって信じたい。
あなたは死なへんよな?強いもんな…
それから数分後救急車が到着して、運ばれた。
俺らは丈くんの車で病院へ向かう。
大吾くんと恭平くんは救急車に乗ってったから先に着いとると思う。
俺らが着いた時には手術室のランプが赤く光っていた。
俺らは待つだけ。
なんにもすることが出来ない…
大吾くんと丈くんは家族の方や学校、関ジュとかあなたが仲のいい人達に連絡をかけてる。
必死に涙をこらえながら。
あなたが手術室に入ってから1時間は経った。
その間に関ジュは全員集まって、もちろんお母さんたちも仕事を切りやめて来た。
康二くんとか東京にいるジャニーズの人達も来れる人は今から皆で来るみたい。
誰も喋ろうとしない。
ただただあなたの手術を待つだけ。
あなたが手術室に入ってから約4時間が経過した。
東京の人達も集まって皆無事を祈ってる。
その時手術室の赤いランプが消えた。
「「っ……!!!」」
その時、手術室が開いた。
藤原「あの、あなたは…」
医師「手術は無事終わりました。
そして、人工心肺は取り外せました。しかし人工呼吸器は外せていません。しかし…」
西畑「しかし……?」
医師「あなたさんが目覚めるのかは分かりません。あなたさんの刺されていた傷が深くもしかしたら目覚めない可能性も出てきます。
この2週間が大きな山となります。」
『そんな……』
道枝「謙杜……」
『そんな…あなたは悪いことしてないのに、なんでこんなことにならなきゃいけないの…!おかしいじゃん…目を覚ましてよ……ズズ』
医師「とりあえずお部屋へ運ばせていただきます。」
東京Jr.からは、SnowMan、SixTONES、美少年、HiHi Jets、Travis Japanが。
デビュー組からはジャニーズWESTさん、関ジャニ∞さん、King&Princeさん、SexyZoneさん、Hey! Say! JUMPさん、そして嵐さんが駆けつけてくれた。
向井「あなた……ズズ」
みんな待ってるから。
またいつもみたいに笑顔見せてよ。
また雑学交換会しよーよ。
あなたが目覚めるまで俺らずっと待つからね。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!