第277話

276 タワレコ
7,537
2020/01/31 14:22
藤原side


桃坂「な〜丈くーん」


『ん?』


桃坂「ちょっとお買い物着いてきてくれへん?」


『ええけど…どしたん?』


桃坂「ええから!いこっ。」


『じゃあ行ってくるわ。』


西畑「いってらー」


大橋「帰りにプリン買ってきてな!!」


『絶対買ってこん』


大橋「ええやん〜!」










まあ最後の大橋の言葉は無視して出かけました笑


なんで、恭平とか謙杜とか仲ええ子じゃなくて俺なんやろ。
















桃坂「着いた!!」


『タワレコ?』


桃坂「そう!入ろ!」


『うん』


















入って1番に目に飛び込んできたのは…









㊗️SixTONES&SnowManデビュー!!!




の文字。













今まで一緒にJrを引っ張ってった仲間、ライバルが



デビューしたんやって思い知らされるな。。



ほんまに悔しい。










桃坂「丈くん!聞く?」


『ん』


試し聞きできるヘッドホンを片方ずつ耳に当てると


SnowManのD.D.が流れてきた。







みんなの声はキラキラしてて、




デビューへの階段を駆け上がってる。


それと、CDの少なさ…


俺ら差結構ついてんねや…














桃坂「あー。また差がついちゃった…w」


頑張って笑いながら言っとる。


でも、あなたの目からは綺麗な1粒の雫が落ちた


桃坂「あなた達も頑張ってるけど、足りひんのかな…」


桃坂「あなた努力足りひんかな…。」















桃坂「空気重なっちゃったな、ごめん。

よし、全部買って康ちゃんに自慢しよ。行k……!!」


俺は無意識にあなたを自分の腕で包んでいた。


桃坂「丈……くん?」


『あなたは十分頑張っとるし、なにわだけじゃなくて、関ジュ全員頑張っとる。
確かに、差はついてんかもしれん。
正直俺も悔しくてたまらんもん…。
あなたは自分を追い込まんでええねんで。
泣きたい時に思いっきり泣いてな。
いつでも俺が支えたる。
まだあなた高一だし、グループでも最年少やろ?グループを率先して引っ張ってくのは年長組に任せとき。
あなた達が安心できるようなグループ作ってったるからな。』


桃坂「丈…ヒックくん……グスッ」


『ヨシヨシ』


桃坂「あなた…こんなんでっヒック…ええの?」


『ええんやで。ゆっくり成長してけば。
あ、でも1つ直さないかんとこあるかもなー。』


桃坂「どこ…?ヒック」


『ちゃんと直せる?w』


桃坂「直すっ…ズズッ」


『あなたはなー。その日に全部完璧にさせよう思って頑張りすぎなんよなー。
だから、疲れが一気に溜まって倒れたりするねん。だから、メンバーが休憩言うたら絶対休憩することな!』


桃坂「嫌や…」


『は!?直す言うたやん!!』


桃坂「嘘ww直す……ズズッ」


『よし、じゃあ帰るか!』


桃坂「うん!」















桃坂side


丈くんに抱きしめて貰えるなんて思ってもなかった。


あなたが心配してたこと全部分かってくれて。


悔しいって気持ちはみんな一緒。


今日の丈くんからの話聞いて思ってん。


まずは、周りと戦うんやなくて、、










自分と戦わないと。


丈くんありがと。















帰り道




藤原「あ、あなた。醤油家にないから、買ってきてもらってもええ?」


『はーいっ』


藤原「これ1000円渡しとくな」


『1000円もするっけ?』


藤原「あ、これであなたの好きなもんも買ってきてええで。」


『はーい!じゃあこのまま行ってこよっかな!』


藤原「ん、ありがとな。……あ、あなた!」


『はーい!』


藤原「焦らず、ゆっくりでええでな!」


『?……はーいっ』


なんでゆっくり?




















あ、わかった。


私が目腫れとるから、気遣ってくれたんや。


さすができる最年長✨















今日1日丈くんにベッタリな桃坂でした。

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