今日は雑誌の撮影で女子は着物と男子は袴での撮影
なのにおかしいことが…
私たちは下駄を履いとるんやけど、友香さん全然浴衣に合わんヒール履いとるん。
でももう関わりたないから私は言わないとく。
↑私が来とる衣装な?
駿「今日ペア自由らしいから2.2.2.3で分かれてくれへん?」
『私丈くんとがええ。』
藤原「えっ!?なんでなん?頭おかしくなったんちゃう?」
高橋「あなた、俺と撮ろーよ」
『ごめん、丈くんがいい。』
高橋「そっか……「じゃあきょへ私と撮ろ♡♡」…うん。」
恭平ごめんね。
今恭平といると傷つけそうな気がするの。
嫌いじゃないから……
そんな顔しないで。
駿「じゃあももじょうで最初行こか!」
藤原「じゃあ行こか」
『うん!』
大橋「俺の丈くんが〜😭」
高橋「……」
高橋side
俺と撮るの嫌だったんだ。
俺の事やっぱ嫌いなんかな。
距離一旦置いた方がええの…?
やっぱあなたの事になると余裕ねぇ。
友香「初めて2人で撮れるねぇ♡」
『…』
友香「……ねぇ恭平こっち来て。」
『え?』
は?どこ行くん?
長尾「どこ行くんですか?」
友香「いいから、今は2人でいたいの。
お願いだから着いてこないでね♡」
ガチャン🚪
長尾「…」
西畑「あなたおかしいし、恭平もなんかおかしくない?」
大西「それ思った。」
『なぁ、なんでここきたん?』
来たのは屋上
友香「私さぁ、ずっと…小さい頃から恭平の事好きやってん。。付き合ってほしいな♡♡」
『ごめん。』
友香「なんで…?私を彼女に置けばもっと恭平の人気も出るし、幸せにするのにぃ……」
『俺が好きなのはあなたやから。
人気なんてどうでもええ。例えファンがおらんくなろうが、隣に寄り添ってくれる人を決めるのは自分自身やから。
それに幸せにするのは男からでええから。
俺はあなたを幸せにしてあげたい。やからごめん。』
友香「なんで……、なんであんな奴がいいの!!」
『確かにあなたって口悪いし、男っぽいしお前から見たら嫌かも知らん。でもな、俺にとったらそれも全部可愛いねん。背もちっちゃいし、誰より1番努力しとること知っとるし、後輩思い、メンバー思いやし、ツンデレなとこもかわええし。とにかく俺はあなたの全部が好きやねん。』
友香「何それ…で、でもあの人恭平の事嫌いって言ってたで?
前話した時くっついて欲しくないって。シンメ嫌やってずっと言ってたで?それでも好きなん?」
やっぱあなた嫌いやったんだ。
今まで俺の気持ち優先してばっかでごめん。
距離……おくから。
友香「泣くぐらいやったら私の隣に来てよ…!」
俺泣いてんねや。ださ……w
『俺は…、嫌いになられとっても俺の気持ちは絶対変わらへんから。
ともかに何回も言われたってめげへんから。
それに友香にはもっとええ人おるから。
…先行っとくな』
ガチャン🚪
友香「何それ…
私の気持ちなんて分かるわけないじゃん…グス」
楽屋
桃坂「戻りました〜!」
藤原「ちょ、聞いて!こいつな、撮影始まる言うてんのにそこに置いてある餅食いだすねん。ほんまに俺10分待ってたんやってw」
桃坂「めっちゃ美味しそうやったもん〜!!」
長尾「だからこんな遅かったんやw」
西畑「たまにはこのペアでもええんかな?年の差コンビw」
桃坂「めっちゃ楽しかった!年の差コンビさいこー!!」
楽屋入ろうとしたら会話が聞こえてきて思った。
やっぱ俺とは嫌なんかって。
よし、ちょっと我慢せなあかんな。
そう心に誓って楽屋のドアを開けた。
ガチャ🚪
道枝「戻ってきた!!」
大西「友香さんは?」
高橋「後から来ます」
桃坂「どこ行ってたん…?」
ごめん。あなた、今は無理して喋ってるんよな。
俺が束縛してたみたいやんな。
ほんまごめん。
俺の事これから気にせんでええから。
『……みっちー、ジュース買いに行こ』
桃坂「…え?」
道枝「え?あなた喋っとるで…?」
『いいから。はよ行こ。』
桃坂side
今恭平に無視された……?
やっぱ嫌いよな。私の事なんか。
せや、当たり前やん。そんな事。
今まで束縛しててごめんなさい。
これからは最低限関わらないよ……
今までありがとう。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。