そして何とか2時間学校で授業を受け、リハーサルへ。
私は、たくはもちろん。彪太、斗亜、ふう、るう。
そして、みっちー謙杜と一緒にリハ室へ行った。
そしたらもうあおが居た。
正門「……あ、あおちゃん。」
あお「はい!練習ですか?しましょ!」
正門「…あ、うん、しよか!」
あおの態度が普通になっていた。
てことは、もう解決してくれたんかな…?
『あ、あお!一緒に練習しーへん?』
あお「………あ、リチャくん!ここ教えてください!!」
リチャ「あ、ええけどあなた呼んでるで?」
あお「えっと……ここがわかんないです!!」
『………あ、恭平。ジュース!!買いに行こ?』
高橋「あー、ええよ。行こか。」
『うん!』
無視されることがほんとに辛い。
しかも、1番の友達に。
もうあの場所からいたくない。
だから、恭平を連れて廊下に行った。
少しだけあなたのわがまま聞いてね。
高橋「あなた大丈夫?」
『……恭平、、ぎゅってしてもいい…?』
高橋「え?」
『なんか……辛くなっちゃっt……』
話している間に恭平が私を抱き寄せてくれた。
高橋「辛いな。友達とこんなんになるの。」
『うん。』
高橋「…いっぱい泣いてええよ?」
優しい恭平の言葉を聞いた瞬間今まで溜まっていた感情が爆発した。
止めようと思っても止まらない涙。
それなのに、恭平は大丈夫やでって優しく頭を撫でてくれる。
『もうやだぁ……ズズ』
高橋「せやなぁ、、ちょっとさ散歩行かへん?」
『うん……ヒック』
高橋「プリン買ってこよっか!」
『……うんっ…ズズ』
高橋「ほら、そんな泣いてへんと笑い?可愛い顔台無しやで?」
『んっ……ふふっ』
高橋「ん、その顔があなたは一番似合ってんで。」
ニコッとしながら言ってくれる恭平。
あなたの事ちゃんと分かってくれてるし、
ほんま迷惑かけてばっかやなって。。
高橋「財布持ってくるからここで座っといて?」
『うん…!』
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。