藤原side
毎日変わらない練習風景。
でも、これだけで本当にいいんだろうか。
最近は個人でもみんなお仕事貰えて、ありがたいねんけどさ。
これでほんまにええんかって思うことが結構ある。
『じょーくん!』
藤原「おー、あなたどーした?」
『特にないけど、ぼーっとしてたからどーしたんかなって』
藤原「なんもないで笑、ありがとう」
『丈くんゆっくり休みなね?休憩も大切やから!』
藤原「おう」
いつもふらふら遊んどるって思っとっても1番に気づいてくれる。。
あ、それは嘘や。大橋やった。
さっきメール来てん。
ったく、なんでよりによってこいつがいつも1番やねん。
まあ、、嬉しいけど。
少し休憩するか。
廊下を歩いていると、ひとつの部屋から物音が。
誰がおんのやろって思ったら案の定あなたやった。
少し覗くか。
桃坂「ここでバク宙したらかっこええんかな。」
ドンッ
『あっ、、』
鈍い音と共に倒れるあなた。
助けにいかなって思ったけど、1人で立ち上がってん。
『いって、、よし。多分ここがこうならばええから』
なんて言ってバク宙、歌、ダンスをこなしていく。
俺とは全然ちゃうな。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。