高橋side
あなたがほんまにバク宙やるらしい。
何でも出来そうなあなたやけど、やっぱ怖いねん。
桃坂「じゃあ、いっきまーす!!」
飛んで着地をするまでの少しの時間、俺らは余裕こいてた。
だって、飛び方も脚の曲げ方も全部佐久間くんに教えて貰ってた通りだったから。
でも、着地で…
桃坂「いッ……!!」
『え、あなた?』
桃坂「やばい。やったかも……」
佐久間「嘘……あなた大丈夫?ごめん。。」
桃坂「なんでさっくんが謝るんwでも惜しいな〜。もういけるやんな?あなた!!」
佐久間「………」
桃坂「ごめんな、あなたが無茶言うから…。」
佐久間「違うよ。俺がちゃんと教えてないから」
岩本「はいはい、自分のせいにしたらいかんの。2人とも。あなたは病院行くよ。佐久間は皆といて。」
『あなたのって』
桃坂「え?」
『歩けへんやろ?』
桃坂「ありがと」
『ん』
岩本「俺一応SnowMan代表で着いてくわ。」
向井「俺も行くで!!」
岩本「じゃあスノは俺と康二で向かうな」
藤原「分かった。なにわもこんなにおるとあれやで、俺と恭平で行こか」
『はい』
骨折はもう絶対しとるけど、それ以上のものが見つかりませんように…
桃坂side
検査は終わってあとは結果だけ。
さっくんに迷惑かけちゃった…。
あなたの無茶言うせいやのに。
向井「あなたもそんな自分責めたらあかんねんで?」
『え?』
向井「どうせあなたのせいで佐久間くんを困らしたとか思ってるやろ?」
『だって…』
ほんまのことやもん。
岩本「大丈夫。それよりさ、あなたがそんな顔して帰ってくと余計に佐久間心配するよ?」
『あ……』
岩本「笑顔見せて」
『……ニコ』
岩本「そ。あなたはそれが1番似合ってるから」
『…うん!!』
👩⚕️「桃坂さーん。」
高橋「よし、行こか」
『うん。』
藤原「俺らここで待っとくわ。」
高橋「分かりました。」
👨⚕️「えっとー、複雑骨折してるんで手術しましょうか。」
『え……』
👨⚕️「手術は簡単に終わって、大体1週間ちょっとあればいけるでしょう」
『もし手術しなかったら…?』
👨⚕️「んー、、分かりませんが歩けない時間は長くなります」
『なら受けます』
👨⚕️「では、今手術室空いてるんで始めましょう」
『はい………』
手術……怖いけど頑張らないと。
さっくんに笑顔見せないといけないから。
ねくすと
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!