長尾side
「……と!…んと!けんと!謙杜!!」
『ん……』
目を開けたら薄暗くて何となく物置部屋かなってとこにおった。
周りには、みっちーとか正門くんとか……恭平おるやん!
『…あ、横山くんおはようございます…あ!!横山くん!』
横山「ほんっまにうるさいヤツやな。こいつはw」
『って、それどこやないんです!!ほんまに俺らやばいっすよ!!』
横山「あなた入れんのやろ?やばいよな。」
『みっちー達起きひんのですか?』
大倉「叩き起こせば起きるやろw」
『みっちーみっちーみっちーみっちーみっちーみっちーみっちー!!』
道枝「ん……ここどこ…?」
中間「多分ここ地下室やねん」
道枝「地下室……?」
中間「多分物置部屋。」
この後次々にみんなが起きて、作戦決めよってなってん
大橋「スマホで連絡すれば……え!スマホないやん!!」
藤原「そりゃそーやろ。スマホあったら警察に電話できるやん」
大橋「あ、そっかー。」
『あなた大丈夫かな…』
高橋「あなたどこにおる!?」
『外で1人でおる…』
高橋「え…俺出ていきます。」
ほんまやドアノブあるやん。
こーゆー時ドアノブ外されとるんやけどなー。
あの人アホっぽい顔しとったで考えられんかったんかな←
高橋「痛った!!!!」
道枝「どーしたん!?」
高橋「このドアノブ……電気流れとる…」
アホやないっぽいわ…
あーもうどーすればええねん!!
こーゆー時救世主がこれば……
ガチャ
あ!
「あれ〜皆さん起きたんですか〜?」
末澤「はよ出せや」
「まあそう焦らずに〜!」
高橋「焦らずにおれるかよ。早くあなたに会いたい…」
道枝「あれ、仲直りしたん?」
高橋「してへん。」
「あ、ほんまに素っ気ない態度とってんやー」
大西「どーゆー事なん?」
「私のあなたちゃんと話したらあの子を殺すって言ったの♡」
『え?』
この人あなたのこと好きなんやろ?
なんで殺そうとするん?
「だってあなたちゃん死んで、私の近くに置いとけばずっと私のモノ♡」
横山「なに言うてん。あなたはお前のものちゃうねん」
「は?てめぇらのあなたはもっと違うわ。」
正門「こいつ…」
「ん?(ニコ」
『あなた……グス』
道枝「長尾…」
「あ、そーだっ!あなたちゃんをアイドルじゃなくさせちゃえばええんや!そしたらお前らとは関係性無くなるやろ?」
藤原「は?」
「そーしよ!じゃあ手続き行ってきまーす!!」
大橋「ちょっと待てや!」
ガチャン
やばい…あなたジャニーズ強制退所…?
そんなん嫌や…
ゴンゴン!!
え?
俺らの見たガラスの先には黒ずくめの人が3人……?
え、誰?
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。