第295話

294 RIDE ON TIME
8,139
2020/02/08 13:37
雑カ「撮影しまーす!」
(↑雑誌のカメラマンって事でw)


(メンバーがドアの開く音と同時に顔を赤くした。)


(それは……)


















『お願いしまーす』













(桃坂が来たからだ。)


道枝「それちょっと……ね?ww」


西畑「あなたえっろ!!!」


『西畑1回黙っとけ?w』


西畑「嫌やw」


(今日は水着での撮影ということでかなり露出がある服での撮影だった。)








高橋「あなたー、これ着てな?」


『長袖…?今夏やで?恭平熱でもあるん?』


高橋「ちゃうwwレッスン室って冷房効きまくってるから寒いやん?だから、一応持ってきてあんねん。で、あなたいまは……///な?」


『…は?え、どゆ意味?』


高橋「いいから!はよこれ着て。誰にも見られたくないねん


『なんか言った?』


高橋「なんも!いいからはよ着て!風邪ひくやろ」


『わかったから!ww』


『あ、そーや!!けんとっと!!!!ちょ、聞いてくれん!?』


長尾「なにを?」


『いい雑学見つけてん!!』


長尾「え、なになに!?」


『キューピー3分クッキングは2種類あるんやて!!』


長尾「たらったったー、たらったったーってやつ?」


『そう!日テレ版と、CBC版の2種類あるやってー。でも、テーマ曲は同じおもちゃの兵隊マーチやって。』


長尾「え!あれおもちゃの兵隊マーチ言うん!?」


『らしいな〜』









「あれは何やってるんですか?」


藤原「雑学交換会やないですかね〜、」


「雑学交換会?」


西畑「2人で雑学調べて、寝てる道枝とかを起こすときに雑学を教えるんですよ。それでどんどん雑学博士になったろって考えらしーですw」






































(撮影終了)


『うわ〜寒っ。』


道枝「寒い…?」


大橋「風邪ひいたん?」


『あー、間違えただけー。よし、ダンスレッスン行くで!』


藤原「ダメですー、はい体温計で測って〜」





ピピピ
藤原「何度?」


『…36.6℃』


藤原「嘘や。ほんまは?」


『ほんまやって!』


藤原「じゃあ見せてみ?」


『ちょっ!!』


藤原「37.5℃かー。普通に熱あるやんw
朝からなん?」


『ちょっとしんどいな思ってただけやて。』


大西「そーゆーのは言わないと!」


『言ったら撮影中止になってたで?言わん方がええねんて。スムーズにいくんやから。』


西畑「もー、とりあえずこのあとは家でゆっくりするんやで?」


大橋「このあとあなた以外皆別々で仕事あるで送っていけへん。ごめんなぁ。」


『ええよ!はい、行ってらっしゃい!!』













「帰る準備ですか?」


『ちゃいますよw今から自主練しに行こうと思って』


「でも、熱あるんですよね?」


『あれぐらい平気ですよ!皆が心配しすぎなだけでwwそれにあなたはこれぐらいしてかんとクビになる気がして…』




(桃坂は今どんな気持ちでジャニーズに入っているのか。
入った時どんな気持ちだったのか聞いてみた)























「入所した時どんな気持ちだったんですか?」


『あなたが入所した時は7歳…あ、小2で入ったんかな…え、めっちゃ若ww
やっぱ変な目で見られますよねwwその時の記憶めっちゃありますwほんまに怖かったです。でも、入ったからには頑張らなって思ってたんです。』


「凄いですね。…でも、1回退所を…」


『当時のあなたはまだ弱かったですね。
男の子にいじめられて耐えれず退所。
頼れる人はいたのに、ずっと近くで支えてくれてた人にも何一つ言わずに退所しちゃいました。めっちゃ申し訳なかったですねw』


「1番支えてくれてたのって誰ですか?」


『Snow Manの康ちゃんです、』


(そう、1番に桃坂を支えていたのは今年1月22日に初の同時デビューを果たしたSnowManのメンバー向井康二だ)


『ほんまにあなたのことを妹みたいに可愛がってくれて、なんかあったら相談してな?って感じで言われてたんですけど、言えへんかったみたいですね。昔の私は…』


「どんないじめを受けられてたんですか?」


『一応持ってきてあります。一つだけ。
小さい頃のは全部とってあるんです。ひとつの思い出として。』







(桃坂が出したのはビリビリに破られた服と、酷い言葉が書かれている靴だった)











「これ全部桃坂さんのなんですか?」


『はい、服をどんだけ買っても一日でこれでしたww
死ねとか言われて辛かったですよ。正直…
でも、こーゆー辛い時期があったからこそ今のあなたがいるんじゃないかなって思うんです。』


「……」


『なんでもポジティブに考えよって思って!
今ではファンの子にも応援してもらってるし、こんなにいいメンバーとも会えたんで!!
終わりよければすべてよし!って感じ?w
まあ、まだ終わりじゃないんですけどねww』


『じゃあ、お部屋借りてくるんで少しだけここで待ってたくださーい!!』


「あ、わかりました!」















(過去にあった辛いことも全て打ち明けてくれた桃坂。
ポジティブな桃坂にどれだけ救われた人がいるのだろうか。
まだまだ桃坂の謎は深いままである。)









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