りく「ありがと!」
『いーえ!これから一緒に大阪で頑張っていこーな!』
りく「うん!」
こうして、りくくんと別れた。
このあと、どーしよっかな。
レッスン戻んな言われたから戻りたくない、
あ、でも反抗してレッスン行ったろ。
ガチャ
高橋「…なんで戻ってきたん(ボソッ」
『あんたには関係ない(ボソッ』
道枝「あの二人何があったん?」
振付師「はい、やるよー」
振付師「じゃあここ確認しといてな〜、しゅうりょー。お疲れ様〜」
「「「お疲れ様でした〜!」」」
西畑「なあ、高橋とあなた何あったん。」
高橋「こいつが悪いんすよ。浮気して」
長尾「え、ほんま?」
『なわけないやろ。何言ってんねん……もういい!』
大西「あ、あなた!!」
バンッ!!
高橋side
今日はすっごいムカムカする。
何もかもが上手くいかんくって、そんな時あなたを見かけた。
あなたを見ると安心するし、なにより、、
好きやから。早く会いたくて走って行った。
なのに、知らん男とおってん。
何しとんって聞いても、道案内?
いつもなら信じれるはずやのに、信じれんかった。
大西「……え、あなた向けにTwitterで手紙書いてあるねんけど!」
『え?』
おれは、その手紙を読んだ。
桃坂あなたちゃんへ
これを読んでくださってるかは分かんないですけど、
感謝を伝えさせてください。
今日は道に迷った僕を助けていただきありがとうございました。
見ず知らずの人に声をかけるなんて勇気がいるのに、
「大丈夫ですか?」ってかけていただいた時嬉しかったです。
レッスンの休憩で疲れているのに、一緒になって探してくれて、
無事着くことが出来ました。
もう会うことは一生ないかもですけど、俺はずっと応援してます!
あなたふぁむでいようと思います!!
頑張ってください!!
やばい。あれほんまやったんや。
おれはすぐ家に帰った。
そしたら、洗面所から泣き声が聞こえてきた。
俺ってほんまに最低なことしたんや…。
ねくすと
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!