少しぐらいおらんくなる時間あると思ってたけど
そんなことなくてずっとおる。
このままじゃほんとに出れなくなっちゃう
………よし。あなた行こ。
歩きだした瞬間……
グッ
腕を引っ張られてん
『どーしたん恭平。』
高橋「どこ行くん?」
めっちゃ真剣な顔して聞いてきてん。
『え、ちょっと御手洗行こっかな〜ってwww』
理由を言っても離してくれない。
『恭平、手どかして?』
高橋「無理」
藤原「恭平離したらなww」
高橋「だってこいつちゃいますもん!」
『……ん?』
高橋「絶対嘘ついとるやん。」
『ついてへんよ。どこに根拠あるん』
高橋「ないけど……」
『行ってきます。』
ガチャ
『はぁ〜危なかったぁ。』
高橋「やっぱり」
『!?!?』
高橋「驚きすぎww」
『急に来んといてよ』
高橋「ずっとおったから。よし、行くよ」
『え?』
高橋「あいつんとこ行くんやろ?」
『せやけど、止めへんの?』
高橋「止めてもお前行くやろ?」
『うん』
高橋「なら、一緒に行くわ」
『おし、行くぞ。』
高橋「おう。」
ガチャ
「あ、やっと来た。遅せぇよ」
『何しに来たんですか。帰ってください』
「あおを返したら帰るで?」
『だから、あおは知らん言うてんねん!!』
バシンッ
『痛った……』
高橋「おい、お前何やってんねん。あなた大丈夫?」
『うん』
「彼氏さんと仲良くやられに来たのかな?あなたちゃん(ニコ」
『やられに来たのはどっちですか…』
「は?」
『あんたが暴力してんのは知ってんだよ。』
「あ?喧嘩売ってんのか」
『どっちがうってんだよ。ざけんな』
高橋「あなた」
『恭平黙って』
高橋「…!!」
「生意気だな(バットを振りかざそうとする)」
『あれれぇ〜?バット使っちゃうのぉ?口じゃ弱いんだもんねwww』
「…こいつ。」
ガンッ
『ってーな。女子にこんなことしていいと思ってんのか。』
「あいつにも教育としてしてんねん。」
『これが教育?あはははwwwww笑っちゃうw』
「あ?」
『なら私も今から愛のこもった教育してあげますね(ニコ』
ねくすと
桃ちゃんヤンキー説濃厚←
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!