藤原side
もうすぐ今江が関ジュを卒業する、
俺は前から相談に乗ってたから知ってんねん
俺は引き止めることができひんかった
だって今江が自分で決めたことに俺が口出しする理由がなかったから
かつて同じユニットとして活動してた仲間。
今江がおらんくなるなんて今でも信じられへん
今日、今江があなたに伝える日
俺はあなたを連れて焼肉に来た
あなた「今ちゃんと会うん久しぶりやから、楽しみ✨」
『まだ今ちゃんて呼んでんのかw』
今江「お待たせー!ごめん遅くなって!」
あなた「久しぶり!!」
今江「おう!久しぶりやな!」
今江が俺を見た
「どのタイミングで言えばいい?」っていう目をしてた
『とりあえず、飲みもん頼もか。』
あなた「うん!あなたメロンソーダ🤤」
今江「すっきゃなーw」
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店員「お待たせしました。」
あなた「ありがとーございます!」
飲み物が来て、落ち着く
俺が今江にアイコンタクトで合図した
今江「あなた、実は話があって」
あなたはメロンソーダを飲む手を止めると今江を見た
あなた「どしたん?」
今江「俺、役者になるねん。」
あなた「冗談やめてやw……」
あなたは多分分かってたやろな
今江がこんなに改まって
あなたの目から大粒の涙が流れ出た
あなた「そっか……………グスッ」
今江「やけど、ジャニーズやめる訳ちゃうからな?」
ダンッ!!!
あなた「そんなん分かってるわ!!!!当たり前やろ!」
『あなた落ち着けって』
あなた「丈くんは知ってたん!?」
『うん』
あなた「ジャニーズやめたら絶対許さんからな!!!グスッ、、、」
あなたは今江に抱きついた
今江「分かってるw」
『え、吉本入るんちゃうん』
あなた「そーなん、!?」
今江「違うわwwww」
あなた「wwww丈くんwwww」
今江、これからもずっと仲間やで。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!