第27話

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2020/10/04 06:14








「あなた〜風呂はいっておいで」








『ん。了解ーいつものは?』






「置いてあるよ」





『ありがとー』









徹とのお泊まりは何回もある









だから私のことをよく知っている。









大概 あれ とか それ とかで伝わる









そして いつもの というのは服である









私は大きめの服を着るのが好き









あのダボダボしてる感じが守られてる感じがするから













《🛁》










『服ありがと』






そう言うとこっちを向いて顔を赤くする









「ハァ あなたの彼シャツ姿見慣れない。心臓に悪い」








『いや、見慣れるものじゃないから』






そう返すと徹の座っているソファの隣を








ポンポン







と叩かれた










そしてそこに腰を下ろす









「それでは髪を乾かしマース」







『お願いしまーす』









お泊まりの時は髪を乾かしてくれる。









いわゆる甘やかし。









寂しがり屋の私のためにしてくれる









「あなた〜布団行こうか」









『んー』








眠いのでそれだけへんじをする









眠いのを悟ったように抱っこして布団まで連れて行ってくれる









そうするとなる着信音









どうやら私のスマホから









『ごめん徹だれから?』









そう聞くと徹が見てくれる










そうすると少しイヤそうな顔で








いつもより低い声で









「黒尾鉄朗ってだれ?」









ときいてきた。

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