それからは圧勝で勝ち進んで行った。
そして迎えた決勝戦。
絵里 「遊園地楽しみだな〜」
美紀 「もう行く気満々で草なんだけど(笑)」
夜久 「まっ!ほんとに優勝しちゃうし?」
そんなことをガヤガヤと話していると後ろから
黒尾 「ねぇあなた。途中から本気出した?」
あなた 『あ、うん。ちょっと遊園地楽しみで』
絵里 「え、あなたが」
美紀 「男子と出かけるのが」
2人 「「楽しみだと!?」」
海 「お二人さん落ち着いてね」
夜久 「え、どうゆうこと?」
あなた 『え、あ、まぁ あ、試合はじまりますね』
そう話を逸らしてその場から立ち去った。
絵里と美紀余計なこと言いやがって!!
ー黒尾side
あの3人に声をかけたのは俺たちに寄ってこなかったから
それとあとひとつ。
塩&砂糖
周りの男子があなたに対して呼んでいたあだ名
話してみたかったからっていうのが大きかった
試合をしてみると精度のいいトス。
バレー部でもバレー部だった訳でもないのに
話しかけるとびっくりしながらも答えてくれる
なんだかそれが “ 可愛い ”と思ってしまって
そんなこと思ってたら途中から本気出しはじめて
その姿は “ 美しくて ”
塩&砂糖というより俺からしたら
“ 綺麗&可愛い ”に感じた。
優勝して遊園地行けたらいいな。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!