第2話

あの女1
1,691
2018/11/16 09:03
あなた

そ、そら?

そら
…ん、?
あなた

い、いまのって誰?

そら
えっと…
4人の住む家の前へとついた頃、玄関で楽しそうなそらの声と知らない女の人の声。
恐る恐る近づき声をかけた。
あなた

そら、、?

そら
まぁ、とりあえず家入んなよ
あなた

う、うん

入ったはいいけど、気まずくて何も言い出せなかった。

そのとき、ドアが開く音がした。
ツリメ
ただいまー、そら外に昨日の子きてるよー
そう言いながら、リビングへ向かう足音が聞こえた。
あなた

昨日の子…

そら
え、ちょ、みっくーん誰のこと?
ツリメ
だから、昨日家に来てた女の子だって!!
リビングの扉を開けると、一瞬でみっくんは口を閉ざした。
ツリメ
おお、あなた来てたんだ…
あなた

うん、でも、邪魔しちゃ悪いから今帰ろうと思ってたところだった

そら
え、あなた
あなた

お邪魔しちゃってごめん、

そら
いや、違うっ…
急いであの家を後にした。
私は、無我夢中で走って走って…。
家なんて走って到着する距離じゃ無いはずなのに、いつの間にか目の前には自分の家の扉があった。
あなた

あ、ついたんだ…

ついつい、声が漏れてしまった。思えば、先程より景色は暗くなっていた。
ソファに横たわり、ついさっきの事を思い出していた。
玄関の前にいたあの女の子は一体…。

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