ガラガラ…
コトコト…
自然と俺はここに来ていた。
最近俺は変なんだ。
昔はなんか3人仲良しでいつも通りで。
楽しくやっていたのに。
なんか最近は違うんだ。
俺だけ??
何故かいままでだとあなたと話していても緊張とかしなかったのに最近は凄い緊張して。
でもなんか嬉しくて。
君の笑顔が眩しくて…。
でも涼介への想いも。
あなたと涼介。
2人でいるところを見ていると何故か胸が痛い。
話しているところを見ると辛い。
なぁ、これってなんの病気なんだい、?
なぁ俺は……。
あなたに恋したのか…、?
なんて綺麗な寝顔なんだ。
昔は3人横に並んで川の字で並んで寝ていたな。
その時は何も思わなかったけれど。
こんなに可愛かったなんて。
俺は自然とあなたの顔を手で包み込んでいた。
ドキドキする。
手が震えている。
俺は手をのけた。
ふわふわな髪。
白い肌。
美しい横顔。
綺麗な目。
こんな詳しくあなたを見たことなんてないよ。
好き…。
誰にも譲りたくない。…
…………………………………
俺はいつの間にか眠っていた。
…………………………………
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!