朝、目を覚ますとそこには兄がいた
なんでいるのだろう?
「杏奈!目覚めたのか?」
「おはよう」
どうして?
「良かった……
もう二度と目が覚めないかと思った.......」
えっ、私昨日何があったの?
「私なんかあったの?」
「なんも覚えてないのか?
昨日のこと」
「覚えてないよ
昨日なんかあった?」
なんかしたの?
なんも思い出せない
「なんも思い出せないならいいんだよ
そのままで.......」
なんで、そんな悲しい顔して笑ってるの?
私は何かしたの?
ねぇ、誰か教えてよ!!
なんで、私はいつもこうなんだろう…
誰かを悲しめてることに気がつかない。
こんな自分もう嫌だよ。
「稔にぃ、何があったか教えて?
にぃが辛いのは耐えれないよ。
にぃの気持ちが私の心の中にどんどん入ってくるの。
だから、教えて?」
、












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!