AM >> 5:25
「 … ねむ 」
朝早く起きてまう。
これは昔からの癖。
「 治らへんなあ … 」
早起きは三文の徳
って言うけど
こんな朝早く起きても、得は無い。
AM >> 6:00
スマホを手に、連絡先を探す。
Prrrrrrr
Prrrrrrr
Prrrrrrr
Prrrrrrr …
Prrr 『 はあい … 』
「 はあい 、ちゃうねん 」
『 んー、』
「 起きろ 」
『 んー … 起きた … 』
「 起きてへんやろ、笑 」
『 んへへ、起きた。
毎朝毎朝 ありがと 』
「 おん、 15分後には行くで?
準備しとけよ? 」
『 おー 』
彼氏か、ってな?笑笑
そんな関係ちゃうで?
ただの、、幼なじみ。
高校生にしては少し仲がいいけどな
6:15
ピ-ンポ-ン
「 重岡ですう 」
ガチャ
流星「 しげおはよお
入り?ほれほれ 」
「 あなたはー? 」
流星「 まだ準備中 笑笑 」
「 いや、流星も終わってへんやろ? 」
流星「 そーやけど?笑
あなたー 」
「 待って、まだ終わってへん … !」
「 おそい 」
なんて 言うと
「 オンナノコ は 時間かかんねん、」
「 どーせ朝練で髪の毛ボサボサなるやん 」
「 うっさいなあ、のんに可愛い思われたいもん 」
「 はいはい。はよしてやあー 」
「 完了しました、待たせてすいませんでした 」
「 よろしい 」
流星「 気ぃ付けてなあー 」
「 流星、朝練遅刻すんなよ 」
流星「 どおやろなあー?笑 」
あれがサッカー部の副キャプテンなんだから、この学校はどうにかしてると思う
そして …
「 うわあ、部室の鍵どこやったっけ 、 」
こいつ ↑ が 女子ソフトテニス部 の 副キャプテンなんだからやっぱりおかしい。
おかしいよ ( ˙-˙ )
「 大毅? 」
「 … うわ、びっくりした、近いで 」
ぼーっとしてて、気づけばあなたの顔が目の前だった。
「 ぼーっとしてへんで、学校、着きましたけど? 」
「 ああ、ほんまや
朝練やから、じゃあ 」
「 ばいばーい 」
そんな笑顔で手振ったりしたらさあ
誰か「 藤井ちゃんめっちゃ可愛ええやん 」
誰か「 ええなあ、重岡。
いつも一緒おれるやん、ほんま天使 … 」
そこら辺の誰かが騒ぎ出すやん 、
「 あ、大毅。
頑張ってなあー 」
ふわふわしてる、
誰か「 あー!
天使 … 俺も言われてえ、」
うっさい、天使ちゃうやろ、あいつは。
オトコタラシやん、ただの。
結局、流星は遅刻してきたし。
あなたが話題になってるサッカー部2年だし
先輩達も入ってくるし
後輩も聞いてくるし。
なんなん、あのオトコタラシ め、、
「 ハックション!!!! 」
紬「 女子力の欠片もねえクシャミやな」
「 うっせえ、、
誰か噂してんねん、きっと。 」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。