第3話

2話 男性side
1,118
2019/07/14 09:39
今は夜。

俺は今、知らない女性の後をつけている。

いわゆる「ストーカー」と言うやつだ。

ストーカーを初めたきっかけは、

「なんとなく」

いつも通りの生活、いつも通りの日常に

「飽きた」から。

いつも通りが一番、と言う人もたくさんいると思う。

けど___

つまらない、

スリルが欲しい、

そんな事を考えるようになった。

それが理由。
(なんとなくでここまで来ちゃったけど、どうしよう。)
テレレ テレレ テレレ テレ テレン
突然、女性のスマホが鳴った。
?.
お姉ちゃん?
(この人が違う道に行くときにやめればいっか。)
?.
すぐに帰るよ。
そんな事を考えていると、その人は駆け足で行ってしまった…。

(あれ?なんか落ちてる?)
近ずいてみるとそれは

「ハンカチ」だった。
(あの人が落として行ったのかな?)
もしかしたら「これ」をきっかけに話せたりして…?

俺はハンカチを拾い急いでその人を追いかけた。
ーーーーーーーーーーー
驚くことにその人は俺と同じアパートに住んでいた?

住んでいるかは分からないが、とにかくこのアパートの一室に入って行った。
(もし怪しまれたら、このアパートに住んでるって言えばいいし…。)
俺は覚悟を決め、インターフォンのボタンを押した…。

ピンポ–ン
?.
はーい。
ガチャ

ドアを開けたのは小柄な女性?女の子?

でも、さっきの人に変わりはないだろう。
あの、これ落としませんでしたか?
そう言ってハンカチを見せた。
?.
このハンカチ、どこで…?
俺ここのアパートに住んでて、帰って来るときに
たまたま落としたところを見かけたので。
?.
ありがとうございます。
そう言ってお辞儀をした後、その人はドアを閉めた。

プリ小説オーディオドラマ