第9話

8話
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2021/09/23 14:21


『なぁ頼むよ場地ッ!!まじで一生のお願いッ!!!』


場地「だーかーらー!その日は母ちゃんの実家に行かなきゃねんねぇんだって!」



今私あなた、大ピンチです。



信用出来る男友達、頼れる男友達第1位(個人的)場地 圭介がなんと遊園地の日に母の実家に行くとの事。



それすなわち、私は気まずいことに3人で遊園地を回らなくては行けなくなってしまうということ。




『ねーーー場地のばかぁあああ』



半分泣きべそをかいている私はそう言って場地にしがみついた。



すると場地は げぇっ というような顔で


場地「はーなーれーろー」


と私を引き剥がしたのだった。



最終的に私の負けで、とほほという感じで帰っていた時ふと思い出した存在。



あの雨の日に出会った長身の男、半間修二。



" ここ一帯は俺のテリトリーみてぇなもんだから " ____


そんなことを言っていたっけ。


もしそれが本当ならいつでもいるってことなのかな、、


そう考えた時にはもう走り出していた。


あの日行った浜辺へと。


浜辺につくと、今日は晴れているから釣りをしているおじいさんがいたりした。


その人以外はきっとここら辺にはいない


淡い期待もすぐに崩れ、こんどこそダメだと思い肩を落としたその時だった。



半間「あれ、今日は叫ばねぇのか?笑」


そう言って現れた彼


その姿をみて私は膝から崩れ落ちた。


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