朝 。
正直 、今は ゆあに 会いたくなかった 。
昨日の今日だし 。
でも 、ゆあは そんなこと 知るわけもなくて 。
恋愛の相談なんて した事もなかったし
今更 する 予定もない 。
じみんも普通だ 。
まあ そりゃそうか
適当に 流して 席に着く 。
でも 、私の前の席の ゆあは 私より先に来てて 鞄を 片付け終わってるみたいで 、椅子を 後ろに向けて 喋り掛けてくる 。
なんて話しかけてくる。
ああ 、
大好きなのに 。
じみんも 、ゆあも 。
大好きなのに 。
なんでこんな
辛い思いしなきゃいけないんだろ
っと 、1時限が 古典だったことに 気付く 。
課題やってないし 。
古典とかだるいし 。
1番後ろの席だし 、先生にも気付かれないかも しれない 。
ゆあの 隣の席の じみんが 言った 。
私の横の席は てて だ 。
お気づきの通り 、私は いつも この4人で 過ごしている 。
こんな 塩の 私でも 、3人は 構ってくれる 。
っと 、1時限の 予鈴が なった 。
私は 席を立ち 、屋上へと 続く階段を 登った 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。