第6話

#5
954
2018/04/14 08:33
翌日

今日も有岡くんはカッコいい。
たとえ(仮)だとしても、私の彼氏なのは信じられない。
すごくモテるし、頭もいい。運動は苦手みたいだけど...
それに比べて私は...
あなた

はぁー⤵︎

侑李
侑李
でっかいため息だなぁ!幸せが逃げても知らないぞ!
いきなりほっぺを摘まれた。
あなた

にゃによー!(なによー!)

侑李
侑李
ハハッ
そうして笑うと摘んでいた手をパッと離す。
あなた

もう!知念くんには関係ないでしょ!

ほっぺをさすりながら文句を言う。
侑李
侑李
いいじゃん。教えてよ。
あなた

ヤ・ダ!
どうせ興味ないでしょ!

侑李
侑李
あるよ。そりゃあ、
あなた

なんで?

侑李
侑李
何でって…ねぇ?
あなた

とにかく教えない!

侑李
侑李
あっそ、じゃあ良いよ。
なんて言い合いをしていると、
あなた

あ!有岡くん!

ドアにもたれてこっちを見ている有岡くんの姿に気づいた。

なんだろう。来てたなら声かけてくれればよかったのに。
大貴
大貴
早く屋上行こう。
あなた

うん!

侑李
侑李
あ、待って。僕も...
そう言って立ち上がった知念くん。
あなた

ダーメ!絶対ダメだから!

侑李
侑李
チッ(舌打ち)
ムスッとした知念くんを置いて、私たちは屋上に行った。

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