確かに、スヨンの言う通り今日はすごく暑い
「ごめん」と言って、ダッシュで走っていった。
仕方なく、ぼっちで帰った。
ザーザー
仕方なく←本日2回目
ダッシュで帰ることにした
人影のない小さい公園を見つけた。ちょうど良かった。
そこにある、ベンチに座って雨宿りすることにした。
自分を殺しそうになった←殺せ
ビショビショのまま、座った
ビックリした。急に男の子に話しかけられたから。
そう言って、拭いてくれた。フワッといい臭いがして、不意にもキュンとしてしまった。
そう言って、ニコって糸目になって笑った。
サラサラの黒髪、男の子にしては少し小さい背
胸がドキドキした
気になった、ジミン君のことを、もっと知りたいと思った。
それから、たくさん話した。ジミン君の大親友のこととか、バイトのこととか、結構話した。
ますます、気になった
寂しかった。もう会えないんじゃないかな、そう思った
じゃあ、明日虹がかかったら、ジミン君に会えるのかな。
あっけなく去っていったジミン君。もっと、色々聞いておくんだった。後悔が積みわたる。
きっと、この出会いが私を変えた
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。