第10話

【心臓】
158
2018/08/31 08:15
ジミンside
結局ジョングガはテヒョナにライオンさんを借りていたらしい…笑
天才かも…
今僕らは公園へ撮影しに来ている。
ここは始めてきたけど凄く広い。
テヒョン
うわ。人集まってきたよ。
うわとか言うな。
けど周りから奇声を上げて女の人達が走って来た。
いい歳して全力ダッシュとか笑えるね。
その中にあの人がいたら?

とか思わなくもないけど。
あの中にはいないと何故か確信していた。
もしあの中にいたら僕は手紙を破って捨ててやるね。
ジョングク
ヒョン…
うるさくて集中出来ないです。
ジミン
そうだね。
メンバー皆嫌な顔をして撮影が始まった。
撮影中ふと少し遠くに掛かった橋が目にとまった。
一人の女性。
こっちへ来ないのか不思議だった。
ジミン
...…っ!
僕は気づいたんだ。
その女性は眼鏡とマスクをしていることに。
ジミン
なぁテヒョナ。あの人って…
テヒョナが目をやると、テヒョナもビックリしたようで目を見開いていた。
テヒョン
マジか…
やっと会えた。やっと見つけた。
撮影の後駆け寄るか?そしたら撮影中にどこか行ってしまうかもしれない。
どうしよう。
いや。落ち着け。
大丈夫。ちゃんとチャンスがあるはず。
とにかく撮影もやっていく中で彼女を見ておこう。














とか言ってなんだけど、撮影に集中出来ない。というより彼女をつい見てしまう。
スタッフ
ジミン君。さっきから目が違う所に向いてるけど?
ジミン
すみません。
あー。やっちゃった。
しょうがないじゃん。
スタッフ
テヒョン君もどっか向いてるけど大丈夫?
テヒョン
へ…?あ、はい。
テヒョンも見てたのか。
そりゃ気になるよね。
だってさっきあの人は眼鏡とマスクを外したんだから。
川にそれを落としていた。
僕はそっちも気になったけど、スタッフさんに注意されて川を向けない。
ジョングク
どうしたんです?
凄い汗ですよ?
自分のおでこを触ると凄い汗が流れていた。
ジミン
ちょっと暑かったのかな?
とでも適当に言っとこう。
だってこんなに焦っているのは久しぶりだ。





























心臓が働き続けているおかげで僕もこのザマだ。

プリ小説オーディオドラマ