僕には、3歳年下の彼女がいる。
付き合い始めた時は、少し遠慮がちで
でも甘えてくる、そんな彼女だった。
でも最近は、
自分で言い出したはいいものの
無論僕の方が強いわけで、
いつまで経っても終わらないから、
僕が手を抜いて、彼女が勝つ
そうすると
こうやって、満足するまでやり続けないと気が済まないらしい。
それはいいけど、僕は僕で疲れてくる。
だから、罰ゲームで負けた人が勝った人の言うことをなんでも聞く
と言うルールを作って、最終決戦を始めた。
案の定、僕の勝ち。
悔しそうな彼女の表情も
結構好きだから、まぁいいんだけど。
だいぶ上からだな。
そう言うこと言う子には、お仕置きしなくちゃいけない。
ベッドに座って、横に開いたスペースを叩く。
彼女は、少しビクっと体を震わせた。
これから何されるのか、予想がついたみたいだ。
強がってるのが、丸わかりだ。
そう言うと、僕はゆっくりと彼女の首に唇を這わせる。
この、甘ったるい顔が好き。
僕の本能をかき乱してくるような顔。
~ Fin ~
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。