第84話

ㅤㅤMs.Princess
3,954
2019/04/08 07:30







永瀬 side











なんなん 、この人 。



俺の腕を掴んだまま道路を突っ走る 。



これでも一応アイドルなんやし変装せんと …



って思ったけどもう時間帯は夜でこの辺は



ほぼ人影がなかったから大丈夫そうやった 。



そして連れて来させられたのは …



バッティングセンター??なんで野球やねん 。
























































『 なあ 。なんでここやねん 、』



橘「 黙ってついてきて 」



岩橋「 うわあ〜ひさびさに腕がなる〜 」



神宮寺「 玄樹 、今はやめて 笑 」



岸「 初めてきた … 」



髙橋「 かっこいい … 」



平野「 でっか … 」






















































少しここは人が多く 、でもほぼ男性ばっか


やからチラチラ見られるだけやった 。


そして奥へ奥へと進んでいくと2人の影が見えた 。
































































橘「 しっ!しゃがんで!(小声) 」



『 … ??』



" カッキ-ン "



「 きゃ〜!翠川さんナイッス〜!!」



「 ははっ 、南那ちゃんに応援
されたらもっと頑張れちゃうな〜 」



「 頑張れ翠川さーん!♡ 」















































いや今時バッティングセンターで



イチャイチャする奴おるんか … とか思って



チラッと草陰から覗き込んだ 。



いや 、多分 、南那に反応したんや 。



… だって 、本物の大和田南那やもん 。



少し離れたところに南那と変なおじさんがおった 。



































































『 っ … 』



橘「 … これで分かった?(小声) 」



『 … (頷く) 』



岩橋「 … あなたちゃん 、(小声) 」



橘「 … 私は大丈夫 。行ってくる (小声) 」

























































あなたちゃんは草陰から出て


2人の方に向かってった 。


その背中はまるで 、見てろよ永瀬


とでも語っているような背中だった 。











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