『 そうだよ髙橋と大阪行ったよ会ってきたよ 』
平野「 何勝手なことしてんねん 」
『 勝手じゃない 。だって私と髙橋は
" 旅行 " しに行ったんだもん 』
平野「 、、、」
『 … 違うところに 一緒にデビューしたいって
思える仲間がいるならライバルになれば 、』
平野「 … は?」
『 関西でデビューしたい 。関西のみんなと
ずっと笑っていたい 。関西から離れたくない 。
全部関西をセクゾに置き換えたら私だよ 』
平野「 … そんなんと一緒にすんなや 」
『 セクゾとデビューしたかった 。セクゾと笑って
いたかった 。セクゾから離れたくなかった 。
いや 、セクゾから 、、、離れるのが怖かった 、』
平野「 … お前 、」
『 先輩だぞ 』
平野「 … バナーナさんは 、
セクゾとデビューする予定だったん?」
『 … そ 。2009年には中島と菊池とユニット
組んで2010年には勝利とシンメになって 。
その翌年には私抜きでデビューだよ?笑
前まで一緒に過ごしてきたのに 、
笑い合ってた日常が一瞬で崩された 、』
平野「 … 」
『 よりによってデビューするのは全員後輩 。
しかもマリウスなんか小学生 。小学生が
選ばれて高校生の私が選ばれないんだよ?
もう事務所辞めようかって気持ちにもなった 』
平野「 … じゃあなんでその時点で辞めないん?」
『 … 同期知らないの?
同期置いて辞められるわけないでしょ 』
平野「 … スカウト制やから俺同期おらんし 」
『 … なるほど 。私 、親父にまんまと乗せられて
オーディション受けて受かったパティーンだから 。
私の同期はSnow Manの深澤と阿部 。
それと 、Hey!Say!JUMPの山田涼介も 』
平野「 … 山田くんって
めっちゃ輝いてる人やん 」
『 そう 。めっちゃ輝いてる人 。
同期があんなに輝いてんのに
私らにはその光すら当たらない 。
… 関ジュと一緒だねって言ったら殺されるか 』
平野「 … いや別に 、」
『 … うそぉ 、、、意外 』
平野「 なっ 、勘違いすんなや?!
別に心許したわけちゃうし!!!
たっ 、ただお前も苦労してるんやな〜って
少し!!!すこーし思っただけやし!!!」
『 はいはいそんな焦んなって 笑
つーかだから先輩だっつーの!!』
平野「 さーせん 、」
『 まあだから平野の気持ちはなんとなく 、
なんとなくだけど分かるってわけ 。
でも完璧に分かるわけじゃないから 。
大阪に行って西畑大西向井に話聞いてきた 』
平野「 … なんて?」
『 まあそりゃあ3人とも大絶賛でしたねえ
君のこと 。大西くん泣かせちゃったけど 笑 』
平野「 は?(マジトーン) 」
『 ねえ良い意味の方だからごめん許して 』
平野「 、、、」
『 … まあね 。良い人たちだったよ 。
でも関西だけが良い人たちじゃないでしょ?
このメンバーだってそう 。岩橋も神宮寺も
いい奴だし 、髙橋もすっごく心配してる 。
岸もね 、見た目バカそうだけど優しいんだよ 笑
永瀬だって平野の1番の理解者でしょ??』
平野「 … だから?」
『 … ぜひ!!仲良くしていただければなあと!!
私 、このメンバーで最高の思い出作りたい 。
小さい頃からジャニーズ入ってたから青春
全然感じてないんだよね 。だから今年の夏さ 、
… プライベート 、7人でどっか行きませんか!』
平野「 、、、、、、、、どこに 」
『 !!!!!?????
えっと!えっと!海とか!』
平野「 肌焼ける嫌い 」
『 女子か!じゃあディズニーとか!』
平野「 … 行ったことあらへん 」
『 え!!!!もったいない!!行こうよ!』
平野「 えぇ … 人混み多いんやろ?」
『 多いです!嘘!多くないです!行こ?!』
平野「 ……… 考えとくだけやからな 」
『 !!!!っしゃ!!!
平野が心開いたー!!!!』
平野「 開いてへん!!!
嫌いやほんとお前!!!!!!」
『 うるせえ先輩だぞゴリラ!!!!』
平野「 ニヤニヤすんなバナーナ!!!!」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!