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さとーに1人じゃないって言われて
なんか心が軽くなった気がした 。
そして 、るんるん気分で事務所内を
スキップしているとどこかの部屋から
怒り声が聞こえた 。えっ 、こわっ ←
「 … っだよ!意味わかんないし!!!!」
「 … じゃん?笑
…… だと思うんだけどさあ〜?」
必死にドアにへばりつくと男女らしき話し声 。
ドアのガチャっという鈍い音がした瞬間
わたしは高速で近くの茂みに隠れた 。
「 じゃ!そういうことだからよろしく〜!❤︎ 」
部屋に向かって手をひらひらさせる女の人 。
… あれって 、、、笹川マネージャー 、、、。
そうこの人はキンプリの女マネージャー 。
ってことはこの中にいる人 … !!!!!!!
『 岩橋!!!!!』
岩橋「 … !!!!あなたちゃっ、!!泣 」
床に座り込んで半泣き状態になっている岩橋 。
… 実はあのマネ 、昔岩橋のこといじめてた奴 。
これを知ってるのはキンプリの中でわたしだけ 。
岩橋は神宮寺にSOS出せないから
昔はいつもいつもわたしが救ってあげた 。
岩橋「 あのっ 、あのね 、、、あの 、、!!!」
『 大丈夫全部分かってるから落ち着いて 』
岩橋「 すうー 、、はあーー 、、すうー 、、」
パニック障害 、小3の頃から戦ってきたみたい 。
岩橋がここまで頑張って来たのなんてわたしが
一番知ってる 。デビューだって 、
多分岩橋たちよりもわたしが一番喜んでた 笑
なのにそれを素直に表に出せないわたしがいる 。
ほんとうにバカすぎて自分が嫌になる 。
『 岩橋 … 何があったのか順序よく教えて 、?』
岩橋「 … うん 」← 頷く
昔はいつも救ってたとか過去形に過ぎない 。
… 今もいつでも救うから 。絶対に 。
なんて思うのは岩橋にはまだこれからも笑顔で 、
" 元気 " に輝いていて欲しいからだろう 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!