神宮寺 side
… あなたの傘を見てはいつも思い出す 。
Jr.の頃の溢れ出した笑顔 。
俺らだけにしか見せなかった泣き顔 。
もう一度あの頃に戻りたい 。
あの4人で笑い合いたい 。
そう思ってるのは俺だけですか ???
なんて心の中で疑問を抱いて
今日も " キンプリ " がいる楽屋へ向かう 。
『 おはー 』
平野「 じんー!はよー!」
『 紫耀またぬれおかき?笑 』
永瀬「 ほんまによく飽きへんよな!笑 」
髙橋「 どこが美味しいのか分からない〜 笑 」
" キンプリ " の楽屋へ向かったはずなのに
そこにいたのは " KING " だけだった 。
玄樹と岸くんは????
そうたずねるとみんな知らないって 。
岩岸「「 おはよー 」」
『 あ!同時に来た!笑 』
平野「 はよ!」
岸「 紫耀まーたぬれおかきかよっ!笑 」
岩橋「 ぷー!おはよ!」
『 おはよ玄樹 笑 』
岩橋「 あ !そうだ!れんー!
これ貸そうと思ってた漫画〜!
確か海人も読みたいって言ってたよね?」
永瀬「 うおっしゃ!あざ!」
髙橋「 言った!廉終わったら貸してー!」
ワイワイガヤガヤと楽屋が騒がしくなる 。
別にこのキンプリも嫌いじゃないよ 。
だけど 、あの笑顔に勝てる人はいるわけないんだ 。
笹川「 キンプリさん ❤︎ 」
その瞬間 、背筋が凍ったような声がした 。
そう 、全員このぶりっ子マネージャーが嫌いだ 。
『 … なに?』
笹川「 今日はぁー 、この人と
ダンスの練習らしいですよぉ ❤︎ 」
「 ……… どーも 、」
笹川マネに連れてこられた人は
今 、俺が一番会いたかった相手だった 。
『 っ 、!!!!』
笹川「 どうぞごゆっくりぃ ❤︎ 」
笹川マネが出て行ってこの部屋は沈黙状態 。
その沈黙を一番最初に破ったのは 、
俺の大好きなシンメだった 。
まるで鬼のような鋭い目つきで 。
岩橋「 ……… なんであんたが一緒なわけ?」
全「「 ( … えっ????)」」
絶対みんなびっくりしてるはず 。
俺もびっくりだもん 。だってあの玄樹が
こんなこと言うなんて誰も想像してないよ??
玄樹は超がつくほどあなたのこと
大好きだったから 、、、、、。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!