ーあなたsideー
私は地元の教室で最近ローラーを習いはじめました。
なんでかって?
そりゃー、ね?あれだよ、あれ。
同じ教室に通ってる猪狩蒼弥くんがローラーしてる姿がかっこよすぎて…。私は運動神経悪いから習いはじめてもう一ヶ月もたってるんだけど滑れない。猪狩くんってすごいなぁって。
『猪狩くんってすごいなぁ。。。』
「俺のこと呼んだ?」
『うわっ!!!え?聞こえてた…?』
「うん笑笑 めちゃめちゃ声デカかったよ笑笑」
『うそ。。。』
「心の中で言ったつもりだった?笑笑」
『(コクンッ)』
「君面白いなーww 名前なんていうの?」
『あなたで、す、。』
「あなたちゃん?おっけー。あなたちゃんって1ヶ月前から習ってるよね?」
『(ギクッ)は、はい。。。』
「www もしかして運動神経悪い?笑笑」
『もしかしなくても悪いです』
「www」
『(は、恥ずかしい…)』
「じゃあ、俺が教えてあげるよ。今から1時間。ぜってぇ、滑れるようになるからな」
『え?いいんですか??』
「うん!」
『お願いします!!』
ー1時間後ー
『え、うそ。。。滑れるんだけど…』
「wwww 」
『す!すごい!猪狩くん!ありがとう😊』
『猪狩くん、これからも教えてもらってもいい、、、?』
「もちろん、いろんなこと手取り足取り教えてやるよ」
猪狩くん、それどういう意味ですか…?/////
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。