第4話

🍏リンゴみたいな真っ赤な顔🍎
2,043
2019/08/02 11:59
これは…色々とヤバい状況…

本当にどうするの??!
切島くん!!??


あなた『き…』
切島くんと言おうとしたら、
切島くんが私の手を繋いで走り出した。

芦戸「fooooooooo!!!イイぞ!!もっとやれ!!!!」

上鳴「いったれ!!切島!!!」

蛙吸「あら、2人とも頑張るのよ」

麗日「青春ぽいね〜!!」
なんて、色々な声を上げられ、新聞部の人たちは、写真を連写しながら、後を追いかけて来た。

なんで追いかけてくるの〜!!!

新聞部の人たちの写真どうしよう、新聞部の人たち、どう撒こうなんて事を考えて私たちは1Aの教室を後にした。
新聞部の人たちが後を追いかけてくる。
廊下を走ることは校則違反だけど、そんな事は私たちには関係ない。

曲がり角がある。そこを勢いよく曲がり3年C組の教室は誰も居なかったので急いで教室に入り、見つからないと思うけど、新聞部の人たちを警戒して、ロッカーの中に入った。

…ダダダダーー!!!と新聞部の人たちが教室を過ぎていったのがわかる。

行ったか…これなら見つからないはず、だよね?
でも、戻ってくる可能性も高いので個々にもう少しいる事にした。

これが今までの出来事である。

…詳しく説明すると、私と切島くんの足が絡み合っていて、切島くんの右手は私の顔の左にある…壁ドンしている。切島くんの左手は私の頭のちょっと上にある。私の両手は切島くんの両肩に手を置いている…といった状態である。
切島「あなた、少し動くぞ??///」
あなた「き、切島くん…ダメだよ…?///」
切島「動かないと離れられないだろ?///」
あなた『でもダメだよ…こんなに密着してるのに…///』
あなた『もっと密着しちゃうよ…///』
切島「そうか、分かった!!」
お互い、リンゴみたいに真っ赤な顔をしているだろう…

切島「なぁ、あなた…」
あなた『どうしたの??切島くん?』
切島「こんな状態で言うのもあれなんだが…」
あなた『うん…?』

私が返事をすると切島くんがイキナリ耳元に近づく。

あなた『切、島くん…?』

動揺して名前を呼んでしまう。
切島「俺、あなたが好きだ。」

切島「俺と付き合ってくれませんか…?」
あなた『……』
そんなの本当にある??

ウソ、じゃないよね??
切島「あなたなんで泣いてるんだ??嫌だったか??!ごめんなっ?」
あなた『ううん、嫌じゃないよ…』

切島「えっ……??」
嬉しさのあまり泣いてたのかもね
あなた『私で良ければ…よろしくお願いします…!!』
泣きじゃくっている顔を笑顔にする。
切島「本当か?!?ウソだろ…マジで嬉しい…!!!」
って言いながら切島くんは、狭いロッカーの中なのに、ギューっと抱きしめてくる。腰を回されているから、逃げる事は出来ない。
切島「あなた、大好きだ!!」
なんて、太陽みたいな笑顔を向けられる…

それは…反則じゃない…??
あなた『私も鋭児郎くんが大好き!!』

私も負けないくらいの力で鋭児郎くんを抱きしめ返した。

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