あなた『えっと…好きっていうのはね?』
轟「おう」
真剣な顔では私を見つめてくる焦くん。
あなた(なんで忘れたのに説明してるんだ私!!アホすぎるでしょ!!)
あなた(やっぱり天然王子には敵わないなぁ)
って思いながら説明する。
説明し終えたら、
轟「なるほどな…」
轟「…説明、出来るって事は忘れてないじゃないか、好きって気持ち。」
物分かりのイイ焦くんは分かってくれた…
なんだが少し安心したかも…
あなた『そうかもねw』
でも、少し可笑しくて笑ってしまった。
轟「???」
なんで私が笑っているか分かってない焦くん。
あなた『ありがとう、焦くん』
轟「俺は何もしてねぇけど…??」
あなた『したよ。ありがとう。』
轟「おう」
分かってなくても返事をしてくれる。
それだけでいいよ。
焦くんは、今のままでいてね?
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。