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小説
ファンタジー
Oddballs
鏡の住人
“逃がさない”…?どういうこと、?
あなたは…誰?
私は“ミラ” この鏡の住人。
逃がさないってどういうこと?
やっと人間が入ってきたのに出すわけないでしょ。 ましてやあなた達は能力持ち。
…どうしてそれを?
私は“鏡の住人”だから。
…昔、書斎で見た。
「mirror protector 」鏡を守る者。鏡の住人とも呼ばれる。呪いの鏡に最初に入った能力者がなるとされている。その者は鏡から出ることが出来ないと言われている。 鏡に入った年齢のまま止まる。
スラスラとさやが言う。さやの能力はこんな場面でも役に立つ。…呪いの鏡。
じゃああなたも能力持ち…?
元々はね。 今はもうわかんない。ずっと…1人だったから。
悲しそうに目を伏せた。そして、彼女は恐ろしいことを言った。
誰か1人を置いていきなさい。それで許してあげる。
さぁ、誰が残る?
まる。
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依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!