紗也
…真っ暗だね
紗也の声が響く。
圭太
…亮太はどこだろう。
こころ
探そう。
私たちは歩いた。
圭太
入ったはいいけど出れるかな
こころ
あ…考えてなかった
自分の迂闊さが嫌になる。
でも、三人とも亮太を助けたいって思ったから。
それだけは確かだから。
紗也
((暗闇って苦手なんだよな…怖い…))
久しぶりに心の声が聞こえた。
こころ
大丈夫だよ。
パッと紗也がこちらを見る。
そして、聞こえてたんだ…と小さい声でいい、
紗也
…ありがと。 絶対に、亮太を助けるから。
圭太
うん。 みんなで、帰ろう。
そんな話をしている時、遠くに光が見えた。
このトンネルの出口かもしれない。
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第22話 再会
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