第2話

1.彼女ちゃん、ナンパされたってよ②
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2019/09/08 12:52
目を恐る恐る開ける。

(オッパだ!!)
安心したのもつかの間、オッパの表情に背筋が凍る。

こんなオッパ初めて、、、
男2
誰だよ、お前
スンウ
スンウ
初対面のくせに、お前呼ばわりか
男3
誰だって聞いてんだよ
スンウ
スンウ
俺の女に手、出さないでもらってもいい?
男1
男1
あぁ、彼氏さん?
こんな女、彼女にするとかセンス無いっすね
そう言って嘲笑った。

その瞬間、オッパの顔は変わった。
スンウ
スンウ
こんな....女、?
あぁ、やばい。

オッパは男達に近づき
これまで聞いたことの無い低音ボイスで
スンウ
スンウ
この世から消される前に俺の前から消えろ
そう言った。


私に向かってやっている訳でもないのに震え上がった。
その表情と、その声に怯えたのか男達は去って行った。

その瞬間、オッパの顔はいつものオッパに戻った。
スンウ
スンウ
あなた、大丈夫だった?
彼女ちゃん
彼女ちゃん
ん?あ、うん、大丈夫!
ありがと、オッパ
スンウ
スンウ
んーん、あなたが無事ならいーの
頭ポンポンも忘れずに。
スンウ
スンウ
怖かったでしょ?
彼女ちゃん
彼女ちゃん
ちょっっとだけ。(嘘)
スンウ
スンウ
ウリエギは強いねぇー、ㅎㅎㅎ
ほっぺウリウリ
彼女ちゃん
彼女ちゃん
エギじゃないって!!
そう言うとオッパは優しく微笑んだ。
スンウ
スンウ
でもさ、あなた。
なんで今日早いの?待ち合わせ時間違ったっけ?
彼女ちゃん
彼女ちゃん
んーん、えと、、あの
いつもオッパが先に来て待たせちゃってるから
今日は待たせないようにって早く来たんだけど、、、
そう言うと、完全にニッコリ笑顔に戻って
スンウ
スンウ
きようぉぉぉ〜〜
なんて。

怒られると思ってた彼女ちゃん、完全に拍子抜け。
彼女ちゃん
彼女ちゃん
怒らないの、?
スンウ
スンウ
なんで怒るの?
俺のことを思ってしたことでしょ?
あぁ、でも、またこーゆーことになっちゃダメだから、
今度から迎えに行く
うちのオッパはさすがですね。

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