目を恐る恐る開ける。
(オッパだ!!)
安心したのもつかの間、オッパの表情に背筋が凍る。
こんなオッパ初めて、、、
そう言って嘲笑った。
その瞬間、オッパの顔は変わった。
あぁ、やばい。
オッパは男達に近づき
これまで聞いたことの無い低音ボイスで
そう言った。
私に向かってやっている訳でもないのに震え上がった。
その表情と、その声に怯えたのか男達は去って行った。
その瞬間、オッパの顔はいつものオッパに戻った。
頭ポンポンも忘れずに。
ほっぺウリウリ
そう言うとオッパは優しく微笑んだ。
そう言うと、完全にニッコリ笑顔に戻って
なんて。
怒られると思ってた彼女ちゃん、完全に拍子抜け。
うちのオッパはさすがですね。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!