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第3話

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2019/08/16 03:15
月曜日になった。学校に行く日。
制服に着替え、傷が見えないようにした。
階段を降り、両親が寝ている間に出た。
You
You
お昼頃に飛び降りよっかな…
死ぬことばかり考えながら教室に向かった。
友達A
あなた!おはよ!
友達B
あなた今日早いねー!
友達C
ねむぅ…
You
You
おはよーみんな!Cちゃん寝るなw
私の友達はわりといるほうだ。
友達D
おはー、みんな早いね
友達A
Dが遅いだけだw
友達D
え、まじ?
You
You
いや、私も今来たとこ!
友達D
あ、良かった〜


お昼になった。死ぬ時間で〜す←ゆるい
友達B
あなた、食べよ〜!
You
You
あ、うん!
友達A
あ、あなたお弁当かわいー!!
友達C
本当だー!
友達B
卵焼きちょーだい!
You
You
Bちゃんまた!?
友達B
あなたの卵焼き好きなんだもんw
You
You
え〜w
いつ屋上行こう…変な理由つけていこ←
You
You
あ、ちょっと
友達C
え、どこ行くの?
You
You
んー。屋上?空みたいw
友達A
何それw…ちょっとD!?私のおかず食べた!?
友達D
え?食べた☆
You
You
ww行ってくるね!
友達D
いってら〜
屋上に着いた。とたん、スマホが鳴った。
You
You
なんの番号?これ
You
You
まぁ出よ。うるさいし。
??
伊吹あなた様でしょうか?
You
You
え、はい
??
たった今、ご両親の方々が亡くなりました。
You
You
え?
??
交通事故に巻き込まれてしまい…運ばれてる途中で意識がなくなり…
You
You
そうですか。分かりました…
まじ。死んだ?なら私、死ぬ必要ないの?
ううん。でも、死にたい。
だから、そんなことお構い無しにフェンスを跨ぎ、いつでも飛び降りれるようにした。
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You
You
えいっ!!
思いっきりジャンプした。


そして地面に叩きつけられた。
でも痛みはしなかった。血はたくさん出てるのに。
意識が遠のいていくのが分かる。

目を閉じる前に見たのは、

友人が泣き叫んでいる姿。少し心が痛んだ。



私はゆっくりと目を閉じた。

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