月曜日になった。学校に行く日。
制服に着替え、傷が見えないようにした。
階段を降り、両親が寝ている間に出た。
死ぬことばかり考えながら教室に向かった。
私の友達はわりといるほうだ。
お昼になった。死ぬ時間で〜す←ゆるい
いつ屋上行こう…変な理由つけていこ←
屋上に着いた。とたん、スマホが鳴った。
まじ。死んだ?なら私、死ぬ必要ないの?
ううん。でも、死にたい。
だから、そんなことお構い無しにフェンスを跨ぎ、いつでも飛び降りれるようにした。
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思いっきりジャンプした。
そして地面に叩きつけられた。
でも痛みはしなかった。血はたくさん出てるのに。
意識が遠のいていくのが分かる。
目を閉じる前に見たのは、
友人が泣き叫んでいる姿。少し心が痛んだ。
私はゆっくりと目を閉じた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。