あなたside
あの戦いのあと私はショックのあまり倒れた
数日たってようやく目が覚める
そこでもう一度現実を突きつけられる
兄さんと姉さんが居なくなったと言うことを
私は知っていた
未来を
兄さんと姉さんに何が起きるか
直前まで思い出さなかったと言うのは言い訳にすぎない
そう…思いだしたのだから
最後まで忘れていたわけじゃない
なのに……
悔やんでも悔やみきれない…
大切だったから…死んで一緒に居たかったから…
辛い…辛いよ…
下を向いていた私の頭上から声が聞こえ慌てて姿勢を整えた
殺したのは…私…?
だけど……本当に殺したのは……
そうだ…そうだった…
私は殺してない
恨むべきは鬼殺隊
「なぜ私に」と聞く前に無惨様の血が入ってきた
あれ…前は苦しまなかったのに…
量が増えたのか…な…
そこで私はまた眠りについた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回はここまでです!
それでは・△・)ノ バイバイ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!