第33話

#31
1,701
2020/05/06 21:00
紫耀
もしかして海人と父さんの……
☆☆「ん?分かんないな」
ある日のこと……
夜23時頃……


会社……
海人
ん〜……ハァ
☆☆「海人?」
海人
あ、☆☆先輩、お疲れ様です
☆☆「お疲れ、これ良かったら」
海人
すみません、ありがとうございます!
優太
海人〜終わった〜?あ、☆☆、お疲れ様
☆☆「お疲れ様です、これ、部長も良かったらどうぞ」
優太
ありがとう




数時間後……
海人
ん……え……
☆☆「あ、海人くん、大丈夫?」
海人
先輩……えーっと…僕……
☆☆「寝ちゃったんだよ、疲れてたのかな?これ、飲んで」
海人
あの……部長……は……
数分後……
海人
ハァハァ……先輩っ……これ……
☆☆「チュ 海人が悪いんだよ、可愛すぎるから」
海人
んぁ……先輩っ……
海人
やめっ……グスッ



その頃……
玄樹
海人と父さん遅くなるって言ってたっけ?
勇太
言ってなかったと思うけど、遅いね
玄樹
会社迎えに行ってみる?
勇太
そうだね、俺運転するよ
玄樹
ありがと



会社前……
玄樹
電気ついて無くない?
勇太
ホントだ
 





プルルルルプルルルル
紫耀
もしもし
玄樹
あ、もしもし、仕事中ごめん
紫耀
大丈夫だよ、なんかあった?
玄樹
海人と父さんが帰ってきてなくて、連絡も取れないし、会社も電気ついてないんだよね
紫耀
……明日の朝まで帰ってきてなかったら連絡して
玄樹
うん、分かった、ごめんね
紫耀
大丈夫、玄樹と勇太明日仕事でしょ?今日はもう寝て
玄樹
うん、ありがと
紫耀
じゃあ





勇太
紫耀にぃなんて?
玄樹
明日朝帰ってきてなかったら連絡してって
勇太
そっか……
玄樹
今日はもう帰ろ、紫耀が考えてることあるかもしれないし、ホントに飲み会かなんかかもしれないからさ
勇太
うん、そうだね




次の日……
海人
んん……グスッ(口、目はタオルで塞がれて手、足、体はロープで縛られている)
☆☆「海人、いい子にしててね?」
海人
ビクッ……グスッ
☆☆「部長も、余計なことしたらどうなるか分かってますよね?」
海人
(え……?父さん……?)
☆☆「じゃあ行ってくるね、海人♡」
海人
っ……グスッ





会社……
社員「部長と海人くん…遅刻ですかね」
社員「俺、電話してみます」




数時間後……
ピーンポーン
紫耀
あの……
□□「あ……えーっと……」
□□「あ、優太さんと海人くんと同じ会社の□□と申します」
紫耀
あ、紫耀です、会社来てないですか?
□□「はい……」
紫耀
ご迷惑をおかけしてすみません、昨日の夜から帰ってきてなくて、今探しているので、また連絡してもいいですか?
□□「あ、はい、じゃあこれ僕の名刺です」
紫耀
ありがとうございます





海人
……グスッグスッ
優太
海人……大丈夫だからな、絶対紫耀達が助けてくれるから
海人
んっ……グスッ



続く……

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