第30話

998

2018/02/08 06:50

次の日

あなた

すいませーん。
笹木さん呼んでもらえますか？

あなたは事務所の受付の人にそう言った。

３分ほどたった。

笹木

あー、ごめんねごめんねー。
待たせちゃってー。

あなた

大丈夫ですっ！！

笹木

そういえば君の名前聞いてなかった。

あなた

伊野尾あなたです。

笹木

伊野尾って珍しいね？！
僕も知ってるなかでHey!Say!JUMPの伊野尾さんしか
知らないけどなーww

あなた

あっ、その伊野尾です。

笹木

え？

あなた

伊野尾慧の娘です。

あなた

どこ行くんですか？

笹木は何も言わず歩き出した。
あなたはそれを追った。

社長室らしきところに着いた。

あなた

笹木さん？

コンコン

？？

はーい。

笹木

笹木です。

？？

どーぞ。

笹木

ほら、伊野尾ちゃんも。

あなた

あ、はい。

社長

おー。よく来てくれたねー。

あなた

伊野尾あなたです。
よろしくお願いします。

笹木

あのですね、社長！！
この子あの伊野尾慧さんの娘さんらしいです。

あなた

はい。

社長

そーなの。
笹木くん、君いい子連れてきたじゃん！

笹木

はいっ！

社長

笹木くん、今日なんか撮影あったけ？

笹木

はい、陽輝(はるき)の雑誌の撮影と、
JUMPさんの撮影が。

社長

そーかそーか。
じゃ、陽輝の撮影にペアとして今日から出てもらえ。

笹木

わかりました。

笹木

伊野尾ちゃん、君今から撮影ね？！
楽屋連れていくからメイクさんに
メイクしてもらって、服をおいてるからそれを
来てね？

あなた

今からですか？！！！
は、い。
わかりました。

いいねして作者を応援しましょう！

150

第31話 31

やめました。

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。