第6話

不思議な治
2,590
2021/01/19 08:14


朝練が始まって




北さんも帰ってきて順調に練習が進んでいる








私はそれを見て、選手の調子や、プレーの状態をノートに書き込む










北「5分休憩な」

「「「ハイ!!!!」」」



北さんの''休憩''という言葉を聞いてタオルとスクイズをみんなに渡して





また、ノートを持ってさっきの続きを描き進める





あなた「角名は、良くも、悪くもない…普通か…

あなた「治は、んー、、治も普通かな




治「呼んだか?」

あなた「わっ!」



近くで声がして、ノートから顔を離して顔を上げると、真正面に治の顔があって大きめの声が出てしまった



びっくりしたわぁ……



治って急にひょこひょこ出てくるからびっくりするんだよね…



治「わー、びっしりやん。すごっ」

あなた「え?」

治「ノート。相変わらず凄いなぁ、俺こんな書けんもん。」



私のノートをマジマジ見て、そう言う治












ふふっ













あなた「治」

治「おん?」
















あなた「ありがとっ!」
















も〜、侑も治みたいな性格だったら


もっとモテんのに



もったいなぁい…







ガシッ!



あなた「ぅわっ…?!」



私がありがとう、といった後



静かになった治にガシッ!と肩を掴まれた







な、何?!







私なんかやばいこと言った?!?!







治、無言なの怖いんやけど…!!!







治「お前………」



ビクビクと少し怯えている私に治はそっと口を開いた




治「お前、その笑顔……なんなん…。」

あなた「はい…??」



へ?笑顔、?




治「可愛すぎやろ…。お前、その顔俺以外に見せたらアカンで!!!!」



治はそう言って角名の方に行ってしまった





笑顔が、かわいい、?




いや、まぁ、それは褒め言葉だし、嬉しいけど







嬉しいけどもッッ!!!!













あなた「俺以外に見せたらアカン…?なんでや…?」



なんで、、?





なんで笑った顔を治以外に見せたらアカンの…??








あなた「うーん、、わからん……」






やっぱ治もよーわからん




やっぱ侑と一緒やわ

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