第4話

すみませんッッ!
2,871
2021/01/17 16:30
あなたside



あなた「ハァ…ハァ…!!!」





あなた「つ…着いたぁ……」




学校の正門に着いて




ヘタァと座り込む





短い距離とはいえ全速力って



やっぱ疲れる………





マネージャーになってから
運動量がめちゃめちゃ減ってるから、




体力もめっちゃ落ちた気がする…





「あなたやん。そんな所に座って何しとるん?」



しばらく正門の所で座り込んで考えていると
後ろから聞き覚えのある声が聞こえた



その声………




あなた「治〜!!やっぱり治や!!」



座っている私の顔を覗き込む治


治「おぉ、はよう」

あなた「おはよ〜」

治「ほんでそんな所に座って何しとるん?
朝練始まんで」



あぁ、そういえばずっとここに座っとった…




変人やんか…はずかしっ…



立ち上がって治に事情を話した





あなた「寝坊して、ここまで走ってきて疲れて座ってたん」



私がそう言うと治はへ〜と笑った


治「あなたが寝坊かぁ〜、珍しいこともあるんやな」

あなた「うっさい。ほら、はよ行こ」

治「おん」



朝めっちゃバタバタしたけど、とりあえず



間に合ってよかったぁ………




あなた「でも、朝ごはん食べ損ねたぁ…

治「なんか言ったか?」

あなた「なんでもない!!」

治「なんで怒ってん」

あなた「怒ってないもん!!それより治1人なん?侑は?」




いつも一緒に来るのに今日は珍しく


治1人



なんでやろ?




治「起きんかったから置いて来た」

あなた「ぶはっw」




治の想定外の言葉に吹いてしまった



治のこーゆうところほんと笑えるわぁ…













治「おはようございます」

あなた「おはようございます」



2人で一緒に体育館に入って大きく挨拶をする


と……




銀島「おぉ〜!あなたやぁ」

あなた「うん?」

アラン「あ、ほんまや。あなたや」

あなた「え?」




体育館に入ると色んな部員たちにそう言われる




え?え?




私がなんかあったの?




角名「あなたが珍しく朝一番じゃなかったからみんな変なんだよ」

アラン「当たり前やろ!1年の時からずっと朝一番だったあなたが居ないんやで?!そりゃ焦るわ!!」

あなた「いや、もう。それはすみませんでしたぁぁ…。」




せっかく1年の時から早起き頑張ってたのにぃぃ…



パーフェクト出来んかった…無念ッッッ……




北「ほな、おしゃべりはそこら辺にしぃ。」



北さんがそう言うとさっきまであったうるさい空気は一気に静かになって
みんなは一気に掃除なり朝練の準備を始めた





わぁ…北さんの一言で…





すごしっ……







私もさっさと荷物置いてスポドリ作らなきゃ…!

プリ小説オーディオドラマ