いつも1人ぼっちだった。
父も母も海外出張が多く家にいない。
こんなだだっ広いおうちに私は1人
まあ、他に執事とかはいたけど、、、
ご飯の味がしない
遊んでても楽しくない
そんな日が続いて私はとうとう壊れた。
両親がそれに気付いた時にはもう手遅れ。
私は自分の部屋から一歩も出なかった。
父も母も気にしてか
それまでは居なかった私専属の執事を雇った
ドアの向こうから声が聞こえた。
優しそうな声だった。
私はなぜか安心してドアの向こうの方に
溜め込んでた不満をぶちまけた
するとドアが急に開いて
私はいつの間にか彼の腕の中にいた
それからはホソクのお陰で日々が楽しくなった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!