第16話

ミンハオ×you
19,859
2019/03/13 11:42




すらっとした足、

長い指、爪の先まで綺麗。



その顔立ち。
目が合えば、今もどきりとしてしまう、
そんな私の彼。







今日は眼鏡をかけて、
窓の近くのイスに座り、本を読んでいる











彼は情緒が安定している。






本が読み終わり、
ダイニングに座っている私のところに来て

後ろから抱きついてきた
you
you
本終わったの?
ミンハオ
ミンハオ
んー
you
you
どうしたの?ㅋㅋ
ミンハオ
ミンハオ
今ね、
あなたに抱きつきたい気分なの
耳元でささやかれる彼の声

それだけで感じてしまいそう。
you
you
いいよッ
私がハオにギューってしてあげる
私はイスから立ち上がり、
彼と向かい合わせになって
手を広げた



わぁ、背、高いなぁ

マジマジと見ると
やっぱりかっこいい

抱き合えば、
彼は想像以上に体重をかけてきた
背の低い私は、
彼の腕の中におさまる
ミンハオ
ミンハオ
あなたは
小さいね
you
you
ハオの背が大きいんだよ〜
ずっとこの状態でもいいな
抱き合ったまま、右に左に揺れる



突然止まり、
彼は背を縮めて、私の頭に顔を近づけた

ミンハオ
ミンハオ
いい匂い
you
you
同じシャンプー使ってるでしょ?ㅋ
ミンハオ
ミンハオ
でも、あなたの匂いがする
彼の表情は変わらない。


壁と彼に挟まれるとゆう、状況になっただけ。

これってなに?
優しい壁ドン?ㅋ
ミンハオ
ミンハオ
あなたの髪の匂いは
お風呂上がりを思い出すなぁ
you
you
そうなの?ㅋ
ミンハオ
ミンハオ
あー!
だめだ
急に少し大きくなる声。


まだ抱きついたまま、
you
you
ど、どうしたの?!
私もつられて大きくなる。
ミンハオ
ミンハオ
これからお散歩行かない?
耳元で言われた
you
you
いいよ?
ミンハオ
ミンハオ
手、
繋いで歩こう?
you
you
うん//
ミンハオ
ミンハオ
ハグの、続きは散歩から帰ってから、
ミンハオ
ミンハオ
ねっ?
なにかたくらんでいるような声。



彼はニコッと笑った











彼は情緒が安定している。















けど今は、








彼も私も







少々不安定な状態だ。

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