オシャレな服屋さん
阿部「入ろっか!」
『あっはい。』
中に入って服を見る
これかわいい。めっちゃいい。買おっかな
でもこれもいい。やばい好みの物多すぎます。
阿部「あなたこれ似合いそう。」
カーキ色のワンピース。これ欲しい。
『かわいいです。阿部先生どうですか?』
自分に服を合わせる。
阿部「めっちゃ可愛い。似合ってるよ。」
『ありがとうございます。じゃあ買ってきます。』
阿部「ちょっと待って。今日は俺のおわび。遅れたから」
『けどたったの5分くらいですよ』
阿部「いいの。じゃないと俺がスッキリしないもん」
そう言って私の持っていた服も取って
カゴの中に入れた。
阿部「この靴良くない?いいよね買おっか」
阿部「このバックいいね。使い勝手出来そう」
『阿部先生もうさすがに……』
阿部「そうなの。わかったじゃあ買ってきます。」
レジに向かった阿部先生。
カゴの中にたぶん5着のあと3つ
こんなにいいのかな?
阿部「じゃあ帰ろ 」
『はいありがとうございます。服もいろいろと』
阿部「いや俺が頼んだんだからいいの。」
『ありがとうございます。』
もう外は真っ暗。
今日会った時は明るかったのに……
阿部_「あなた家ついたよ。またね。」
『はい。ありがとうございました。おやすみなさい。』
阿部「ちょっと待って。今日さあなたと
こういうデート見たいなの楽しかった。
また行こうね。二人で 」
『はい。私も楽しかったです。』
阿部「じゃあまた……」
『おやすみなさい。』
阿部先生が見えなくなるまでは普通だったのに
急に寂しいのはなんでだろう。
また図書館阿部先生と行きたいな。
今日も阿部先生あざとがったです。
(あざとい警察署の佐久間動きまーす。)
あざとい容疑で逮捕された阿部先生です。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。