『お兄ちゃん?』
「なんでおるん?」
目黒「俺の教え子だから」
『お兄ちゃんなんでどっか行くの』
「ゆっくり話すから入り」
『お邪魔します。』
目黒「お邪魔します」
お兄ちゃんの部屋は綺麗で
写真が沢山飾ってあった
「ここ座り」
『うん。ありがとう。』
私の兄は向井康二って言います。
向井「なんであなたがいるの?」
『お兄ちゃんに聞きたいことが……』
向井「何が聞きたいん?」
『なんであなたを一人にしたの?』
「それは、驚かないで聞いて欲しいんだけど
あなたと俺は血が繋がってないから
あと
あなたを好きになったから」
『お兄ちゃん。あなたも好きだよ』
向井「俺は恋愛感情やで。あなたを
苦しめたくなくて。ごめんなあなた 」
『お兄ちゃんありがとう。すぐには
答えられないけどこれからずーっと一緒だね』
向井「一緒に居てくれるの?」
『お兄ちゃんがいいならお願いします。』
「大歓迎やで。よろしくなあなた」
『お兄ちゃん。ただいま』
向井「おかえりなさい、」
これからはずっと一人ではなくなりました。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。