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第5話

5🌙
149
2018/12/29 11:52
「あっ……えっと、俺はあなたちゃんの学校の友達だよ。」

『そうなんですね。ごめんなさい…なんか思い出せなくて。』

俺はその会話だけして家に帰った。

次の日もあなたの病室に行く。

ドアを開けるとあなたは泣いていた。

「どうしたの?!」

急いで駆け寄る。

『1番…忘れちゃいけない人…』

「1番忘れちゃいけない人?」

『忘れちゃいけない人なのに…っ…なんで名前だけしか思い出せないのっ…?』

「その人の名前…言ってくれないかな?」






『ジミン』

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