第3話

3🌙
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2018/12/28 11:00
病院の面会時間の終了が迫ってきた。

俺は家に帰ろうと病室を出て、廊下を歩いていた。

すると、変なおじさんに声を掛けられた。

[君、彼女が植物状態なんだって?]

「なんで知ってるんですか…?」

[助けてほしいか?]

「助けてくださいよっ!!」

俺は病院にも関わらずそう叫んだ。

[でも、そのかわりに……







彼女の記憶から君の記憶だけを消す。

それでも、助けるか?]

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